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多汗症

そもそも汗は全身の皮膚にある汗腺から分泌される液体で、べたついたり、ニオイが気になったりとマイナスのイメージを持たれることが多いですが、体温調節や皮膚のバリア機能、さらには手のひらや足の裏では滑り止め効果もあるなど非常に重要な役割を果たしています。

このように体にとって必要な汗ですが、全身あるいは局所に日常生活で困るほど汗の量が多くなってしまう病気があり、それを多汗症といいます。多汗症は、ワキや手のひら、顔など、体の一部だけ多汗が起こる局所性多汗症と、全身で汗が増える全身性多汗症があります。原因面でみると、何か他の病気や障害が原因となって汗の量が多くなる続発性多汗症と、特に明らかな原因が見当たらない原発性多汗症に分かれます。

続発性多汗症の原因となる疾患としては、甲状腺機能亢進症や糖尿病、悪性腫瘍などがあります。薬剤が原因で多汗が見られるケースもあります。治療としては原因を取り除くことが重要です。

原発性局所多汗症は、気温とは関係なく、特定の部位から汗が多く出る病気です。ワキや手のひら、足の裏、顔・頭部などが好発部位です。発症年齢が比較的若く、日本で行われた調査では、多汗症は働き世代に多いことが明らかになっています。働き盛りの世代にとって、汗の悩みは、職場でのパフォーマンスの低下を招く可能性が指摘されています。

局所多汗症の診断は自覚症状の程度が大きく関わる疾患のため問診が重要となります。汗が出る部位を視診することは必須ではありません。

原発性局所多汗症の治療には塗り薬、飲み薬、注射薬、手術などの様々な選択肢があります。最近では保険適用のある塗り薬も発売されており、当院でも処方可能です。

多汗症によって社会活動や他人との交流をためらってしまい、その緊張とストレスで症状が悪循環になってしまうケースがあります。気になる時は、ひとりで悩まず相談してください。

多汗症_脇汗スッキリプロジェクト

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