夏はアウトドアの季節でありますが蚊、蜂、アブ、ブヨ（ブユ）などによる虫さされに要注意です。ブヨ（ブユ）は２～４ｍｍほどの小型のハエのような虫で高原や山間部の渓流沿いに多くみられます。さされた時は気づかないのですが、のちに赤く腫れて次第に激しいかゆみを感じます。繰り返し掻いているうちに硬いしこりとなって慢性化し、結節性痒疹と呼ばれる病気に移行していくこともあります。たかが虫さされだと軽く考えずに十分な対策を講じてアウトドア活動を楽しむよう心がけて下さい。

虫さされ対策としては長袖、長ズボンや帽子などを着用し、虫に対して肌を露出しないようにします。虫除けスプレーなどを使うことも予防策のひとつです。代表的な虫よけの成分にはディートとイカリジンがありますが、使用できる年齢などに違いがありますので注意してください。最近ではトコジラミ（南京虫）による虫さされも増えています。